
3次元CAD利用技術者試験の1級・準1級ってどうやって対策したらいいんだろう…

準1級以上では実際にCADモデリングを行います。まずはCADを利用できる環境をしっかり整えましょう!
目次
1級・準1級の試験対策【前編】

こんにちは。
本記事では3次元CAD利用技術者試験1級、準1級の対策方法について主に試験対策の環境について解説いたします。
2級の対策法について知りたい方はこちらの記事でがおすすめです。
また3次元CAD利用技術者試験の有効性についてはこちらの記事で解説しています。
試験対策にむけて環境を整えよう
2級対策の記事と重複するかもですが、1級、準1級の受験対策に最低限必要になるのは次の3つです。
※公式ガイドブックには準1級・1級のサンプル問題、及び前後期を合わせた1年分の過去問が記載されています!
パソコンやOSはなんでもいい?
パソコンについては、今持っているものがあればそれを使用するのもいいかもしれませんが、注意すべきはCADごとに推奨の動作環境があることです。
動作環境とはPCでCADを動かすために必要なスペック(CPU、メモリ、グラフィックボードなど)のことです。
スペックが足りない場合、CADが動作しない、遅い、落ちるなどの不具合が生じますのでご注意を!
また新規でPCを購入される方は、デスクトップかノートか迷いますよね。
どちらもメリットデメリットがあるのですが、この試験を受けるという意味でいうとノートタイプの方をおすすめいたします。
なぜならCAD利用技術者試験を受ける際に、パソコンを持ちこんで試験を受けることができるためです。
いつもと同じ環境でで試験を受けられるので、会場のPCを使用した際のセットアップ、操作性などの余計な心配が不要になりますよ。
またOSについてはwindowsをおすすめします。
macやlinuxOS対応のCADは少ないため、PCを用意したはいいものの自分が使いたいCADが使えないという事態が発生しかねません。
特にこだわりがないという方はwindowsにしておくのが安心です。
CADソフトは何がいい?
ソフトについては、CAD利用技術者試験のHPに以下の推奨のソフトが記載されています。
CADmeister
CAD利用技術者試験HPより引用
CATIA V5
Cimatron
Fusion 360
iCAD MX
iCAD SX
Inventor
IRONCAD
NX
Creo Elements/Direct (旧CoCreate)
Creo Parametric (旧Pro/ENGINEER WF)
Shade3D Professional(Ver.18以降)
SOLIDWORKS
ThinkDesign
Vectorworksシリーズ(バージョン2009以降/準1級のみ)
図脳CAD3D
フリーのCADでも問題ないですが、上記のCADは実際に動作検証済みなので安心です。
また試験内容に立体の体積や表面積を求める問題があるため、それらを使用しやすいCADを選ぶのがいいでしょう。
ちなみに私はInventorで受験しました。
ソフトは自由ですが、どのソフトにもライセンス料というのが発生します。
近年サブスクリプション化が進んでいるので、大体のCADが一括購入ではなく月や年単位でお金を払っていく仕組みに切り替わっています。
なかでも安価でおすすめなのがFusion360です。
他のライセンスが年間数十万円するところを、約6万円で利用できます。
また2020年5月いっぱいは商用ライセンスが無償利用できるようですのでチェックしてみてください。
まとめ:環境をととのえて対策に集中しよう!

今回は3次元CAD利用技術者試験1級、準1級の対策事前準備について解説しました。
まずはテキストを購入し、CADが操作できる環境(windowsPC+CADソフト)を用意してみてください。
具体的な試験対策方法は後編で解説します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。