コロナウィルスの影響もあり、多くの企業で働き方が変わっていることは日々のニュース等で目にされていると思います。
その変化は、働き方のみでなく企業の採用、すなわち就職・転職市場にも影響をもたらしています。
今回は私が転職エージェントから直接教えてもらった内容をもとに、現在と今後のエンジニア転職市場について記載いたします。
目次
コロナ発生前と比較してエンジニア求人は4割減

結論、コロナ発生前(例年同時期)と比較すると、2020年9月現在についてのエンジニア求人は4割減とのこと。
これはリーマンショックで日本経済が大打撃を受けた2009年と同じ水準です。
リーマンショックから求人倍率が1倍を回復したのは、おおよそ5年後の2014年。
そのことを踏まえると、今回のコロナショックでの求人回復も数年かかってもおかしくありません。
ソフト系エンジニアの需要は継続・増加傾向
求人自体は減少傾向にあるものの、変わらず求人が出続けている職種もあります。
それはソフト系のエンジニアです。
エージェントの話と、国の調査資料を元になぜソフト系エンジニアが求められているのか説明します。
ソフト系エンジニアが求められている理由
次の資料は経済産業省が実施している”IT人材需給に関する調査(概要)”より引用いたしました。
IT人材は2020年現在で30万人の不足、10年後の2030年には45万人不足すると予測されています。

つまり、現状IT系人材がかなり不足している状態で今後はさらに不足が拡大するということがわかります。
また、IT系人材は従来型IT人材と先端型IT人材に分けれられ、今後は先端型IT人材の需要の割合が大きくなることも調査からわかっています。

従来型IT人材:受託開発・保守、運用市場
従来型IT人材とは従来システムの受託開発や保守、運用を担当するIT系人材のことをさします。
コロナウィルス関係では、例えば多くの企業がリモートワーク対応やそれに伴うセキュリティ強化のため受託開発や社内SEを必要とします。
また、日本は2010年代で労働生産性の上昇率が0.7%とほぼ横ばいとなっており、諸外国との格差がひろがっています。
政府は働き方改革を実施し、各企業は労働生産性向上のため、ルーティン業務の自動化(RPA:Robotic Process Automation)などを推し進めています。
ここでもソフトエンジニアが必要となります。

先端型IT人材:AI・ビッグデータの活用
AIや深層学習、ビッグデータ活用といった新規分野の研究開発のリソースは上記グラフでも確認できるように今後需要が拡大していきます。
経産省資料では以下のように記載があります。
AI(Artificial Intellegence:人工知能) やビッグデータを使いこなし、第4次産業革命に対応した新しいビジネスの担い手とし て、付加価値の創出や革新的な効率化等により生産性向上等に寄与できる IT 人材の確保 が重要となっている。
引用先:IT人材需給に関する調査
国全体の政策として、付加価値の創出や効率化に寄与する先端型IT人材確保が重要と認識されていることがわかります。
現場目線では
実際に私の周りでもハードは作れてもソフトで難航するパターンが多いです。
技術的なハードルというよりは、納期に対して現場のソフト人員のリソース不足が主の原因です。
逆にハード系(電気、メカ)については、価格、サイズ感が勝負という感じで既存の技術を応用していかにコスパがいい物を作るかに集約している様に感じます。
また先端型IT技術でいうと、各企業研究開発は実施しているがそれらの技術をキーにした製品化までにはまだ至っていないように感じます。
あくまで研究開発品というステージで展示会などで目にするイメージです。
まとめ:IT系人材は需要過多、不況にも強い

IT系の人材は現在もこれからも需要過多であることがわかります。
またエンジニアとして、担当がハード寄りでも技術的に情報系の勉強は避けられないかなとも感じます。
私も実際にprogateというサイトで無料でpythonのコーデイングを学習済です。
無知の状態から少しだけレベルアップしたかなと思います。
また不況であってもニーズは減らないとわかっています。
今後の就職ランキングで公務員を追い越して安定職ポジション1位になるかもしれませんね。
これからIT系エンジニアを目指すなら
未経験からITエンジニアを目指すもの、今ならハードルが低いです。
なぜなら誰でもオンライン学習でプログラミングやWeb開発を取得できるためです。
実際にオンラインプログラミングスクールを検索すると多くのサイトがヒットします。
それだけニーズも高まっているんですね。
IT系スキルは無駄になりませんし、モノにすれば一生食っていけます!
ただし、IT技術は日々進化しています。
勉強していかないと他のエンジニアとの競争に勝てないということは知っておいた方がいいです。
これから学習する人向けに、何個かオススメのオンラインスクールを紹介しておくので、興味があれば覗いてみてください。
順番としては、上記のProgateで感触を確かめてみて、興味が分けばオンラインスクールで実践力をつけるのがいいと思います。
0円スクール
未経験からITエンジニアを目指すのに特化したスクールです。
現役エンジニアが持ち帰った課題を土台としており、現場スキルが身につきます。
データベースエンジニアやWebエンジニアを目指す人にオススメです。
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幅広い言語を学習でき、無料で転職サポートや勉強会への参加が可能です。
システムエンジニアやアプリエンジニア、フリーランスエンジニアを目指す人にオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。