【2021年版】3DCAD用ノートパソコンの選び方【オススメPCも紹介】

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コロナの影響もありリモートワークが加速しています。

設計者・クリエイターのみなさんはこんなお悩みはないでしょうか?

  • 3DCAD用のPCはデスクトップで会社にあるから、在宅で仕事ができない…
  • 3DCADも扱えるノートPCが欲しいけど、どれを買ったらいいかわからない…
  • 3DCADもサクサク動いて、持ち運びも楽なノートPCがほしい!

そこで今回は3DCADを扱う設計者やクリエイターの方々が使いやすいノートPCの選定方法と、要求スペックごとのおすすめノートPCをご紹介したいと思います。

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3DCAD用ノートPCの選び方

3DCAD用のノートPCを選定する上で押さえておきたいポイントは次の通りです。

  • グラフィックボード
    • モデルの描画精度や速度に影響を及ぼします。オンボードのGPUを使用するよりも、別でグラフィックボードを搭載したものを選ぶのが望ましいです。
    • NVIDIA、AMDなどが代表格です。詳しくは下に記載いたします。
  • CPU
    • PCソフトウェア全体の演算処理をおこないます。上記グラフィックボードとの相性もあるので、どちらかのスペックを持て余さないように選べるとよいです。
    • 3Dを扱うなら、Intelのcorei7以上が無難かなと思います。
  • メモリ
    • CPUが処理する計算を一時的に記憶します。そうすることで演算中のプログラムに素早くアクセスができ、サクサクソフトを動かすことができます。
    • メモリは最低でも8GB以上、3D用であれば16GBはほしいです。
  • ストレージ
    • メモリとは異なり、長期的なデータ保管を行うPCの記憶媒体です。大きければ大きいほど多くのデータを保管しておくことができます。
    • 最近はソフトウェア自体のメディアサイズも大きいので500GB以上を選んでおきたいです。またHDDよりはSSDを選定した方が静音性、処理速度に優れており、軽いです。
  • 重量
    • ノートPCが重すぎると、持ち運びに不便です。個人的にはグラフィックボードを搭載し、2kgを切っていると優秀じゃないかなと思います。
    • ただし高性能なワークステーションなどを選ぶと重量は2.5kgを超えてくるものもあるので要チェックです。
  • サイズ
    • CADなど扱う場合、15.6インチがスタンダードかなと思います。各メーカのページを見ても、CAD用は15−17インチがメインになります。ただし、17インチ代になるとA4サイズ書類を収納できるリュックなどには入らなくなります。15.6インチも入らないことが多かったですが、近年は15.6インチでもベゼル(画面周囲の枠)が薄くなってきており、よりコンパクトになってきています。
    • 持ち運びを考えている場合は、カバンの内寸はよく確認しておきましょう。
  • バッテリー
    • 日帰り出張や社内での打ち合わせの際、積んでいるバッテリー容量が大きければACアダプター(充電器)を持ち運ぶ手間が省けますね。これは意外と大きいです。
    • バッテリーセル数などの記載がありますが、表記方法がメーカにより異なるのでそれぞれの機種ごとに確認が必要です。
  • その他
    • 以下は個人の好みですが
      • 4Kディスプレイがいい
      • テンキー付きがいい
      • インターフェース多めがいい
    • などにこだわる人はいるかと思います。大差はないですが、後悔のないよう選びましょう。

これらを押さえた上で、ノートパソコンの選定を行うと良いかと思います。

グラフィックボードから選ぼう

やはりまずはグラフィックボードが重要ではないでしょうか?

私は欲しい処理能力に対して以下の順番で選定しています。

 グラフィックボード → CPU → メモリ

ではグラフィックボードをどのように選定していくか、ここはグラフィックボードメーカの代表格”NVIDIA”からある程度の指標が出されているので参考にしたいと思います。 
※2021/5/30時点

参考:https://www.nvidia.com/ja-jp/studio/compare-gpus/

上記表をざっくりと以下のように解釈しました。

  • CREATIVE DABBLER
    • 趣味で簡単な3DCADやデザインをする方。小規模なアセンブリを扱う方。
  • CREATIVE MAESTRO
    • 仕事で3DCADやアニメーションを作成する方。
      • 電機製品設計、簡単な動画作成、レンダリングなど。
  • CREATIVE POWERHOUSE
    • 仕事で大規模な3DCADや長編アニメーション動画などを作成する方。
      • プラント設計、映画作成など。

これらの指標をもとにグラフィックボードからおおよそのスペックを選定し、それに合うPCを選びたいと思います。

ボトルネックの解消

ボトルネックとは一部が高性能でも一部の低性能のせいで性能の天井が低い方にあわされてしまうような状態をさします。

PCの選定については、グラフィックボードとCPUのバランスが大切になります。

私はbablish.comさんのサイトをよく参考にします。

使いたいCPUとグラフィックボードを選択すると相性を表示してくれます。

参考:https://bablishe.com/cpu-gpu-bottleneck-checker/

どちらかの性能が低ければ、「CPUがちょっと低い」などの判定がでます。

今回はGPU基準で選んでいるので、CPUがオーバースペックになるのはOKだと思います。

他のソフトウェアの処理でもCPU性能は必要になるので、CPU性能が高いに越したことはないですね。

おすすめノートPC

ここからは私が個人的に買うならこの辺りかなあというPCをピックアップしてみました。

いろいろと迷いましたが、よければ参考にしみてください。

趣味向けノートPC:CREATIVE DABBLER

ここでは趣味でCADや3Dデータを扱う人向けのPCを紹介します。

グラフィックボードについてはQuadro搭載品はデスクトップメインとなっているようですので、GeForceの16シリーズから選んでいます。

※値段については標準価格を記載しています。サイトページでは大幅値引きや期間限定セールなどを実施しているのでサイトをご参照ください。

【HP】HP Pavilion Gaming 15

HPから出されているGeForce16シリーズ搭載のPavilion Gaming 15です。

ゲーミングPCなので見た目もスタイリッシュです。

ストレージがSSD256GB、HDD1TBあるので保存容量がたくさん欲しい人にはいいですね!

メーカーHP
型名HP Pavilion Gaming 15
OSWindows 10 Pro
CPUCore i7-10750H
メモリ16GB
グラフィックボードGeForce GTX 1650Ti
ディスプレイ15.6インチ (FHD)
ストレージ256GB SSD+1TB HDD
バッテリー約8時間
重量2.275kg
サイズ360*256*25.5mm
標準価格144,800円(税込)

【MSI】GF63

ゲーミングPC大手のMSI GF63です。

こちらは21年5月に発売されたばかりで最新のGPUを搭載しており、なおかつ11万円台で提供されています!

グラフィックボードはGeForce RTX3050Ti、CPUは第10世代のCore i5-10500Hです。

その上重量は2kgを切っており、値段もお手頃ですいいですね!

メーカーMSI
型名GF63
OSWindows 10 Home
CPUCore i5-10500H
メモリ8GB
グラフィックボードGeForce RTX 3050Ti
ディスプレイ15.6インチ (FHD)
ストレージ512GB SSD
バッテリー7時間
重量1.86kg
サイズ254*359*21.7mm
標準価格114,800 円(税込)

【mouse】G-Tune E5

BTOパソコンメーカーのmouseから出されているゲーミングノートPCG-Tune E5です。

こちらは大幅なカスタマイズが可能であり、値段も安いです。

公式サイトではカスタマイズごとの見積もり価格も閲覧可能です。

メーカーmouse
型名G-Tune E5
OSWindows 10 Home
CPUCore i7-10750H
メモリ8GB
グラフィックボードGeForce GTX 1650Ti
ディスプレイ15.6インチ (FHD)
ストレージ512GB SSD
バッテリー約9.5時間
重量2.16kg
サイズ364.5*258*28.7mm
標準価格149,800円〜

【acer】Nitro 5

acerから出ているゲーミングPCのNitro 5です。

GeForce1660Tiが採用されており、スコアは1650Tiの約1.5倍です。

レンダリング処理が高速にできそうですね。

メーカーacer
型名Nitro 5
OSWindows 10 Home
CPUCore i7-10750H
メモリ16GB
グラフィックボードGeForce GTX 1660Ti
ディスプレイ15.6インチ (FHD)
ストレージ512GB SSD
バッテリー約10時間
重量2.23kg
サイズ363.4*23.9*255.0 mm
標準価格187,801円

【ASUS】ROG Strix G15 G512

ASUSから販売されているROG Strix G15 G512です。

第10世代のインテルCPU Core i7-10750H、またグラフィックカードはGTX 1660Ti搭載です。

CADも問題なく動くでしょうし、CPUがハイスペックなので日常使用でも快適につかえると思います。

値段も138,800円(税込)と優しめです。

メーカーASUS
型名ROG Strix G15 G512LU (G512LU-I7G1660T)
OSWindows 10 Home
CPUCore i7-10750H
メモリ16GB
グラフィックボードGeForce GTX 1660Ti
ディスプレイ15.6インチ (FHD)
ストレージ512GB SSD
バッテリー約8.2時間
重量2.32kg
サイズ360*275*21mm
標準価格133,800円

趣味向けおすすめノートPCまとめ

掲載したおすすめノートPCの比較です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Amazon___【NVIDIA最新RTX3060搭載・薄型軽量】MSIゲーミングノートPC_GF65_1_86Kg_i5_RTX3060_15_6FHD_144Hz_8GB_512GB_GF65-10UE-256JP___MSI___パソコン・周辺機器_通販-1.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ASUS_Store(エイスース_ストア)_-_ROG_Strix_G15_G512LU__G512LU-I7G1660T_.png
メーカーHPMSImouseacerASUS
型名HP Pavilion Gaming 15GF63G-Tune E5Nitro 5ROG Strix G15 G512LU
OSWindows 10 ProWindows 10 HomeWindows 10 HomeWindows 10 HomeWindows 10 Home
CPUCore i7-10750HCore i5-10500HCore i7-10750HCore i7-10750HCore i7-10750H
メモリ16GB18GB8GB16GB16GB
グラボGeForce GTX 1650TiGeForce RTX 3050TiGeForce GTX 1650TiGeForce GTX 1660TiGeForce GTX 1660Ti
ディスプレイ15.6インチ (FHD)15.6インチ (FHD)15.6インチ (FHD) 15.6インチ (FHD)15.6インチ (FHD)
ストレージ256GB SSD+1TB HDD512GB SSD512GB SSD512GB SSD512GB SSD
バッテリー約8時間約7時間9.5時間10時間約8.2時間
重量2.275kg1.86kg2.16kg2.23kg2.32kg
サイズ360*256*25.5mm254*359*22mm364.5*258*28.7mm363.4*23.9*255.0 mm360*275*21mm
値段144,800114,800円149,800円187,801円133,800円
※価格は全て2021年5月時点での税込参考価格です

CAD設計者向けノートPC:CREATIVE MAESTRO

こちらの記事をご参考ください。

【2021年版】3DCAD用ノートパソコンの選び方【仕事向け】

プロクリエイター向けノートPC:CREATIVE POWERHOUSE

※現在作成中です。近日公開いたします。

まとめ:ケチらず性能のよいPCを選ぼう

私も何台かPCを買い替えていますが、自分が想定している+αくらいの性能を選んでおく方がいいと思います。

これはPCの買い替え時期、会社であればリースの終了期間などにも関係しますが、数年もたつと今あるハードウェアはどんどん陳腐化していきます。

ソフトウェアのバージョンアップでどんどん動きが悪くなったりしてはもったいないです。

また短いスパンで買い替えができるのであれば今やりたいことでスペックを決めてしまっていいと思いますが、私は数年の間にはやりたいこともできることも増えると考えているので性能は多めに見積もるようにしています。

すこしでも参考になれば幸いです。

アマゾンで買えるPCはこちらの記事でまとめています。

【2021年版】3DCAD用ノートパソコンの選び方【仕事向け】

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